2019年10月21日月曜日

中学受験辞める辞めない問題


前の記事で坊っちゃんが塾を辞める辞めないで揉めたと書きました。
中学受験に向けて取り組んでいる家庭ではよくあることかもしれないですが
我が家の場合は全くの晴天の霹靂でした。
兆候はあったのかもしれませんが見逃していました。

きっかけは前回の公開模試だと思われます。
成績自体は特に悪くは無かったですが本人としては受けてきた直後から
納得の行く出来じゃなかったことを気にしていたようでした。
公開模試後の最初の授業の際に学校から帰ってくるなり塾に行きたくないと泣き出しました。
(私はちょうどその日はたまたま在宅勤務で家にいたため一部始終を横目で見ていました)
理由を聞くと今日は珍しく仲の良い友達と遊べるのに塾に行くから自分だけ遊べない。
そこまでして塾に行きたくない。お父さんとお母さんが行けと言うから
仕方なく行っていたけれどもう限界だというような主張でした。
坊っちゃんは学校の友達がとても好きで出来れば同じ中学に行きたいと元々思っていました。
ですが仲の良い友達はみんな受験はせず地元の中学に行く予定のため
自分一人だけ中学受験のための塾に行ってることを少なからず不満には思っていたようです。

確かに小学生にとっては中学受験をする意味などはよく分からないと思います。
私としては自身も中学受験をして中学から私立に通いましたが
当時はよく意味も分からないまま受験していました。
ただ、超難関校ではありませんでしたが今でいう難関校で優秀な人もたくさんいて
授業も知的好奇心をくすぐられる良質なものだったので通ったことに関しては
とても良かったと思っています(授業料については親に感謝するしかないですが)。
正直自分が慶應に行けるとも思っていませんでしたが部活の先輩などが
東大や早慶に軒並み進学して行く姿を見て自分もと思うことが出来たのも
少しは大きかったかと思います。

一方で坊っちゃん母は地方県立名門校から慶應という公立コースの人で
自分の母校に出来れば子供たちを通わせたいと思うほど(地方なので無理ですが)
高校時代の青春を謳歌していたらしく、お金をかけて私立に行っても
大学が一緒だったら結局一緒じゃないかという価値観です。
(中学受験にはそんなに前向きではない)
そのため坊っちゃんの訴えを聞いてそんなに辛い思いをしてまで
塾に行かなくても良いと取りあえずその日は塾を休ませて遊びに行かせました。
そうなると安きに流れるのが子供というもので塾を辞めるという方向で話が進んで行きました。

私としても中学受験にこだわるのはもしかしたら
自分の受験の失敗(東大落ちや中学受験第一志望落ち)を
子供でリベンジしようとしているだけかもしれないと反省しました。
ですので中学受験にこだわらず坊っちゃんの好きなようにさせてやろうと
塾辞める辞めない問題には口を出さず坊っちゃんの意思に一任することにしました。
そもそも4年生の負荷があまり無い状況でこれでは5・6年でより負荷がかかってきた時に
絶対に乗り切れないだろうとも思いました。
どうしてもこの学校に行きたいというような強い気持ちが無ければ追い込めないと思うからです。

なお、一度塾を辞める決心をした坊っちゃんは翌日から塾の勉強から解放され
公文の英語を楽しそうに勉強していました。
その姿を見てこの子なら別に私立中に行かなくてもそれなりの大学には行くだろうと思い
私もすっかり中学受験からの撤退について腹をくくりました。

しかし、しばらく塾の勉強からの解放感を味わった後、少し物足りなくなったのか
塾の勉強を勝手にやり始め、算数の授業にはやっぱり行くと言い出す始末。
そして育成テストも受験すると言い出し、授業に出ていなかった理科・社会の栄冠への道を
一通りやってからテストを受けに行きました。

そして結局塾は辞めずにもう一度頑張るという結論に達しました。
別に塾はいつでも辞められるということが分かり気が楽になったのかもしれません。
こちらとしても憑き物が落ちたようで開き直れたような気がします。
今後はあまり管理せずに生暖かく見守って行こうと思います。

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2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    いつも、坊ちゃんはすごいなぁと思いながら読ませていただいています。
    我が子も同じ学年で、まさに同じような環境&理由で中学受験をするかどうか?と現在進行形で親子で悩んでいます。
    なので、今回のお話は特にとても参考になりました。
    我が家も子供の意志に任せてみようと思います。
    参考になるお話を読ませていただきましてありがとうございます。
    お互いに、親子で納得できる方向に進めるといいですね。

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  2. まままんま様
    温かいコメントありがとうございました。
    4年生のお子さんがいらっしゃるんですね。
    中学受験て当事者だと一生を左右するようなとても大きな問題に思えますが
    ちょっと一歩距離を置いてみると全然そんなことないかなと思えますね。
    勉強するのもテストを受けるのも実際に受かった学校に通うのも子供なので
    子供が納得して進路を決められるようにサポートするのが親の仕事かなと考えています。
    お互い頑張りましょう。

    返信削除

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